実はそれだけ「自分の足にあった」靴と出会うことが難しいということなのでしょう。
長時間、革靴を履いている必要がある方には、あまり安価なものは向いていません。店先での見た目や、その場で1回履いてみて、気に入っても、翌日の夕方には、「足が痛くてたまらなくなった」という話しもよく聞きます。
お店で、店員さんに「この靴クリッピング加工してありますか?」とたずねてみてください。「クリッピング加工」を知らない、つまり靴の知識のないショップでの購入は、避けたほうが賢明かもしれません。
また、バブルがはじけて以降、長引く不況(一部では『好景気』だったようですが)の影響も受け、「靴が売れない」状況の打開のためにも、靴をつくる側もこれまで以上に『消費者によろこばれるものつくろう』という志向が強くなってきました。
クリッピング(オリジナルクリッピング)もそういった履きやすい靴づくり、デザインの自由度をより活かす靴づくりをめざす試みの一つですが、日本の靴づくりを大きく変える試みになったのです。
靴を履いて生活する歴史の長いヨーロッパでは、クリッピング加工も一般的です。
また、靴の販売でも左右別サイズで、小売りしてくれる国も多いようです。日本ではサイズは5ミリ単位ですが、約3ミリ単位で制作している国もあります。